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風邪とインフルエンザの違い|普通の人が知っておきたいこと

風邪とインフルエンザの違いについてご存じだろうか。

両者はよく似ているため、(場合によっては)症状から区別がつかないこともある。

だが、知っていれば区別できることもある。また、両者の特徴を知っていれば、身近に感染者が出た場合、どう対応すればいいのかということがわかる。知識があれば、適切な行動がとれるのだ。

今回は、風邪とインフルの違いについて、普通の人が知っておきたいことを備忘録として書く。

はやる時期の違い

風邪かインフルエンザに罹患した女性

風邪もインフルも「冬季にはやる」ということは同じである。

これらのウイルスは水分を含んでいます。この水分が乾燥した空気にさらされ蒸発すると、ウイルスは軽くなり、私たちの身の回りを浮遊しはじめるのです。
さらに、冬の寒さで体温が下がると、体の抵抗力が弱り、空気中に浮遊しているウイルスが口や鼻から体内に侵入しやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなると考えられています。
出典:冬になると、風邪やインフルエンザが流行するのはなぜですか?

※インフルはウイルス感染による。風邪の多くもウイルス感染によるもの。

端的にいえば、冬は<乾燥>と<寒さ>により、風邪やインフルエンザにかかりやすくなる…ということ。風邪の場合は、「夏風邪」という特別な単語があるように、夏に罹患することがある。

夏風邪の場合は、高温多湿の環境を好むウイルスが原因になる。実はインフルエンザの場合も、春~夏に罹患する場合がある。まとめると、はやる時期に大差はない、ということになりそうだ。

※個人的には、病原体が多様な分、夏は風邪を罹患する確率の方が高いと理解している。

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感染経路の違い

風邪もインフルエンザも、飛沫感染があると聞く。

直感的にも、罹患した人のせきやくしゃみを浴びるとまずい…と思うだろう。

普通の風邪は、風邪をひいている人の咳やくしゃみで空中に飛び散ったウイルスを介して伝染する空気(飛沫)感染ではありません。普通の風邪は、接触感染が主たる感染経路と考えられています。風邪をひいている人が無意識に鼻を触るとライノウイルスが手に付着します。その手でつかんだものにウイルスが付着し、周囲の人がそれをつかむとその人の手にウイルスが付着します
出典:風邪は空気(飛沫)感染?

これは、普通の風邪の場合は、飛沫感染はなく接触感染が主だという主張だ。

だから、風邪の感染力は弱く(風邪に対しては)うがいよりも手洗いに効果があるということらしい。同じ部屋にいるだけではうつらないが、一緒にトランプをすると、高い確率でうつるそうだ。

※一方、インフルエンザは、飛沫感染・空気感染をする。

感染力の違い

感染力は、風邪よりインフルエンザの方が強い。

だから、自分や自分に近い人がインフルに罹患した場合は、より注意する必要がある。

なぜインフルの感染力が強いのかだが、飛沫+空気感染するためだ。先に書いたように、風邪の場合は、飛沫感染はなく接触感染が主である、とすれば、インフルの感染力は風邪より強くなる。

※インフルは、接触感染+飛沫感染+空気感染なので、風邪より感染力が強くなるのだ。

また、ウイルスの増え方にも違いがあるようだ。風邪の場合は徐々に増えるが、インフルエンザの場合は急激に増加するそうだ。そのせいで、症状が強く出る、ということがあるのではないか。

※自分や家族がインフルに罹患した場合は、感染力に留意しより注意した方がいいのだ。

症状の違い

風邪とインフルエンザの症状についてだが、

風邪の症状は、「咳、くしゃみ、鼻水、のどの痛み、痰」などと、「38℃以下の発熱」が中心です
出典:風邪とインフルエンザは、どう違う? | オムロン ヘルスケア

風邪の場合は、微熱(38度以下)+咳・鼻水などの局所的な症状、ということになる。

インフルエンザの場合は、高熱+悪寒(ぞくぞくする寒け)のような全身症状、ということになる。頭痛や関節痛、めまいや吐き気が生じることもある。ゆえに、インフルの方が症状が重くなる。

インフルは重症化しやすく合併症が多様である。また完治までの期間も長くなりがちだ。

予防法の違い

両者とも、(予防は)うがいと手洗い、マスクの着用ということになるが、

ある学生寮での研究で、「マスク着用と手洗いの両方をした群」は「両方しない群」と比べインフルエンザ様症状の人が35~51%に低下したのですが、「マスク着用のみの群」は有意な低下が認められなかったと報告されています
出典:飛沫感染、マスクの予防効果は?:朝日新聞デジタル

風邪の場合は、接触感染が主だとすると、手洗いが最も有効になるだろう。

インフルエンザの場合は、接触感染+飛沫感染+空気感染なので、手洗いだけでは不十分で、うがいと手洗い、マスクの着用とすべて行う必要がある。感染者に近寄らないことも有効な方法だ。

※うがいは、(カテキンの効果があるので)緑茶で行うといい、とされる。

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風邪とインフルエンザの違い

まとめ

今回は、風邪とインフルの違いについて、普通の人が知っておきたいことを書いた。

以下は、今回の内容を踏まえた個人的な意見だが、

風邪の場合は、そう怖れることはないだろう。

家族の誰かが風邪をひいてコンコンと咳をしていても、接触感染にさえ注意すれば、風邪がうつる確率はそれほど高くない。ただし、何かを感染者と共有するなど、接触感染には注意すべきだ。

そして、手洗いをこまめにすることだ。

※普通の風邪の場合は、飛沫感染に神経質になることはないだろう。

インフルエンザの場合は、正しく怖れた方がいい。

インフルエンザの予防としては、うがいと手洗い、マスクの着用とすべて行う必要がある。マスクでウイルスの侵入を防ぐことはできないが、飛沫を防ぐことはできるので、着用した方がいい。

家族に感染者が出た場合は、本人にマスクをさせるか、マスクをした方がいいだろう。

今回の記事:「風邪とインフルエンザの違い」