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牛乳に酢を入れて飲んでみる|高血圧対策

高血圧の人であれば、お酢が高血圧に効くということをご存じかもしれない。

そのことを知っている人は、お酢を積極的にとろうとしているのではないだろうか。毎日決まった量のお酢をとる方法として、牛乳にお酢を入れて飲む、という方法がある。

今回は、この方法について書いてみたい。

目次

高血圧にはお酢がいい

お酢をとると、血圧が下がる可能性がある。

カラダの細胞が酢(酢酸)を取り込むと、「アデノシン」という物質を分泌する。このアデノシンが血管に作用して血管をひろげるそうだ。血管がひろがれば、血圧は下がる
出典:高血圧に良い食べ物

お酢の主成分である「酢酸」がキーのようだ。

酢酸が血圧の上昇に関係するホルモンの働きを抑えるために、高血圧の改善になる…という説もある。ちなみに、お酢をとっても、正常血圧の人の血圧は低下しない。

ただし、この血圧を下げる効果に持続力はない。なので、毎日お酢をとる必要があり、摂取をやめると効果もすぐになくなる。摂取量の目安は、1日あたり大さじ1杯程度になる。

内臓脂肪が減るかもしれない

お酢をとると、内臓脂肪が減る可能性がある。

ある実験では、肥満気味の被験者が毎日大さじ1杯のお酢をとると、内臓脂肪や体重が減ったそうだ。内臓脂肪がたまると、高脂血症高血糖や高血圧の原因になることは、ご存じのとおりだ。

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内臓脂肪が減って、血圧が下がる、という現象は体験したことがある。

その結果、体重が落ち、内臓脂肪も目に見えて落ちている。おそらく、内臓脂肪が減ったことが、血圧の低下に結びついていると思う。頑固なまでに高かった血圧が、ウソのように正常値まで落ちてきている(自分でもびっくりしている)
出典:内臓脂肪と血圧の関係

なので、内臓脂肪を減らすことは、高血圧の人には意味がある、と考える。

ただ私の場合は、その後、再び血圧が上昇した。内臓脂肪の減少が血圧の低下につながった、という原因と結果の関係は正しいと思うが、その後(内臓脂肪が増えたわけでもないのに)なぜ、リバウンドのように、血圧が上がったのかはよくわからない。内臓脂肪の絶対量ではなく減少率の問題か、別の原因(トレードオフのような原因)で血圧が上がったのか…よくわからないのだ。

私のケースはさておき、内臓脂肪は減らした方がいいと思う。

血中脂質が低下する

お酢をとると、血中脂質が低下する。

お酢の主成分である「酢酸」には、血中脂質を低下させる働きがあるそうだ。

脂質異常症高脂血症)は、動脈硬化の原因になるので、当然改善すべきだ。そのために、血中脂質を低下させる必要があり、そうするためには、お酢をとればいい、ということになる。

牛乳と健康の問題

牛乳の健康への効果については、賛否両論あるようだ。

牛乳を飲むと、カルシウムをとれるどころか減ってしまう…という説がある。

ナトリウムを含んでいる牛乳を飲むと、体内のカルシウム量が減ってしまうという噂がありますが、心配はご無用です。牛乳に含まれるカルシウムは100gあたり110㎎、ナトリウムは41㎎です。確かに、ナトリウムは体内のカルシウムと結びついて排泄されるものですが、100gの牛乳を飲んだ場合ではナトリウムにより排泄されるカルシウムは0.7㎎のみ
出典:牛乳は飲まない方がいい!?

ナトリウムによるカルシウム輩出は、問題ないようだ。

牛乳を飲む ⇒ 血中のカルシウム濃度が上昇 ⇒ 血中の余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄、という身体のメカニズムが(カルシウム量に)どのように影響するのか、また、牛乳に含まれる「リン」がカルシウムを排出する、というメカニズムの方はどうなのか…という問題は残る。

ただし、

さまざまな噂が飛び交い気になるところもありますが、現状ではWHOでも日本栄養士会でも、牛乳の安全性についての指摘はなく、WHOでは「カルシウムの最良の補給源は牛乳、乳製品である」と明確に記しています
出典:牛乳は飲まない方がいい!?

WHOの見解は、牛乳を飲むことでカルシウムをとれる、ということのようだ。

がんの問題

牛乳ががんのリスクを増やすのでは…という説がある。

例えば、ある研究では乳製品にあるカルシウムの摂取が大腸がんを防ぐとされていますが、別の研究では乳製品の摂取量と前立腺がんや卵巣がんの発症のリスクに関係があるかもしれないと示唆しています。また乳がんとの関係は、報告によって相反する内容が呈示されているのです
出典:牛乳は身体に良いのか悪いのか?

この問題については、何とも言えない。

アメリカでは乳牛に成長ホルモンを利用するため、がんのリスクが高くなるという見方があり、日本では成長ホルモンの利用が禁止されているため、その分のリスクはない、という話もある。

コップ1~2杯なら問題ない

結局、牛乳を飲んでもいいのか…ということだが、

専門家(医学博士)の見解はこうだ。

飽食の時代に生きる私たちにとって、個人の食生活で、必要な牛乳の量は異なりますが、一般的には、1日コップ1杯から2杯までの牛乳が適量だと思います
出典:牛乳は身体に良いのか悪いのか?

1日当たり、コップ1~2杯なら問題ないだろう。このぐらいであれば、メリットがデメリットを上回る、ということだろう。

お酢だけはNG

希釈タイプのお酢を、そのまま飲むわけにはいかない。

そのまま飲むと、酸の影響で口内~胃までダメージを受けてしまうためだ。

酸蝕歯(さんしょくし)の問題

口内では、酸蝕歯(さんしょくし)の問題がある。

酸蝕歯とは、酸性の飲食物、クエン酸入り、ビタミンCなどの顆粒や液体のサプリメント、酸性の歯磨きやうがい薬など酸性常用することよって溶けてしまった歯の状態です
出典:酸蝕歯とはなんですか?

再石灰<脱灰、という状態になり、歯がダメージを受けるようになる。

この状態では、エナメル質が溶け、歯が薄くなったり、穴があいたり、奥歯のかみあわせに問題が生じたり…という好ましくない結果になる。身体に良いものをとっているつもりでも、身体にダメージを与えることがあるのだ。なので、希釈タイプのお酢を、そのまま飲むわけにはいかない。

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牛乳にお酢を入れる

そこで、牛乳にお酢を入れ、お酢を希釈して飲むことにする。

牛乳ではなく、お茶や水でもいいのだが、牛乳の方が合う気がするのだ。

牛乳の場合は先に書いたように、1日当たり、コップ1~2杯なら問題ない(メリットがデメリットを上回る)はずだ。お酢の場合は、1日あたり、大さじ1~2杯程度が目安になる。

大さじ1杯=15ml(cc)。

※ペットボトルのキャップ2杯分だそうだ。

食べ物からも酢を摂取することを考えると、牛乳に混ぜて飲むお酢の量は、大さじ1~1.5杯ぐらいだろうか。飲み過ぎは、デメリットが大きくなるので、避けた方がいいだろう。

ということを考えると、1日二回、コップ1杯の牛乳に大さじ0.5杯程度のお酢を入れて飲む、ということが良さそうだ。朝晩でもいいし、朝昼、昼夜でもいいだろう。

※小さじ=5mlなので、小さじに山盛り/1回でもいいだろう。

まとめ

今回は、高血圧対策として、「牛乳に酢を入れて飲んでみる」ということについて書いてみた。

希釈タイプのお酢をそのまま単独で飲むことは好ましくないので、牛乳で薄めて飲めばいいだろう。牛乳とお酢の量を間違えなければ、それぞれのメリットがデメリットを上回り、健康に資するはずだ。そうすることで、(私的には)高血圧対策になるのではないかと思う。

今回の記事:「牛乳に酢を入れて飲んでみる」