血圧を薬なしで下げる!

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手と脳の関係と手先を使う方法

手と脳には関係がある。

哲学者のカントは、「手は外部の脳である」、「手は第二の脳である」という内容の発言をしたそうだ。※カントは哲学者だが、思考実験により、この真理(?)にたどり着いたのだろうか。

今回は、手先と脳の関係について書いてみたい。

目次

手先を使う人は長生きする

手先を使う人は長生きする、といわれる。

小倉遊亀は105歳、北村西望は104歳、梅原龍三郎は97歳、ピカソは92歳で亡くなっています。洋の東西を問わず、画家と彫刻家には長寿者が多く、しかも高齢になっても、現役で活躍している人が目立ちます。
出典:脳がイキイキ!指先を使おう

画家、作家、工芸家、音楽家など、手先を使う人は長生きする、といわれる。

たしかに、職人さんは長生きするイメージがある。

職人さんのような手先を使う職業の人は、手先から脳への刺激が絶えず行われるため、(脳の血流が増えるなどで)脳の状態が良くなり(物事に対する意欲も高まり)、長生きするのだ…という説明がなされることが多いようだ。※ただし、実際の因果関係は不明。

毎日、スマホやPCを使い、手先をかなり使う人は、長生きするのだろうか?

なぜ手が重要なのか?

なぜ、手先を動かすことが重要なのだろうか?

全身の表面積の中で、手が占める割合は10分の1程度にすぎませんが、手と指をコントロールするために使われる大脳の領域は3分の1以上を占めるといわれています。
出典:美しく健康な手を目指そう

それは、手が思いのほか大切な部分だからだ。

指先には、脳につながっている神経細胞が多いそうだ。※手と指をコントロールするために使われる大脳の領域は、3分の1以上を占めるそうだ。

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ペンフィールドのマップ

このことを視覚的に表したのが、ペンフィールドのマップだ。

カナダの脳外科医・神経生理学者ペンフィールドが作成した「ペンフィールドのマップ」というものがあります。体の各部位からの入力が、感覚皮質のどの部分に投射されているかを示したマップです。そのマップを見ると「手は最も脳を刺激する器官の1つ」ということが、一目で分かります。
出典:手は、体の外に出た脳である

マップの画像は、以下のサイトで確認してほしい。

脳の中に地図があるってホント?

※「ホムンクルス人形」で画像検索してもいいだろう。

手の大切さが、一目でわかるはずだ。

やはり脳の血流が良くなる

やはり、手先を使うことにより、脳の血流が良くなるそうだ。

実際に手や指を動かした後、脳の血流量を測定したデータによれば、10%以上も血流がよくなったという結果が出ています。
出典:美しく健康な手を目指そう

手先を動かすと認知症の予防になる…ということが言われるが、手先を動かすことにより、脳の血流が良くなるから…というのが、主要な理由だと思う。

手にはツボが集まっている

手にはツボが集まっているそうだ。

手にはあらゆる臓器のツボと経絡が集まっており、手と健康は密接な関係にあるといえるでしょう。
出典:美しく健康な手を目指そう

爪もみの記事でこう書いたが、

つまり、「爪もみ」には、1)「井穴(せいけつ)」というツボを刺激する、2)神経線維の密集地を刺激する、という特別な意味があるようだ。
出典:爪もみ健康法は高血圧に効くのか?

指先には、ツボもあるし、神経線維の密集地もあるのだ。

※どうやら、手先は特別らしい。

手を使わなければ…

では、手先を使わなければどうなるのだろうか。

大脳の感覚中枢や運動中枢にある神経細胞野の活動が低下し、刺激も少ないため血流量が減り、神経細胞は死滅してしまうのです。一度死んだ神経細胞は、二度と生き返りません。こうした状態が続くと、脳は次第に萎縮し、物忘れがひどくなったり、ボケを招いたりします。広い範囲で死滅が起こった場合、脳梗塞や重い脳血管性の認知症を引き起こすこともあるのです。
出典:脳にとって手や指を使わないとどうなるか?

神経細胞が死ぬと、生き返ることはないそうだ…。

怖いことが書かれているが、あまりいいことにはならないようだ。さらに、好ましくない生理的な現象は、「意欲の低下」などにも結びつく可能性がある。

※手先を使わなければ、負のスパイラルに落ちることになるかもしれない。

手先を使う方法

手先を使う方法だが…

普段の生活で手先を使う+αの部分で考えれば、(たとえば)「ピアノをひく」、「タイピングをする」ということが思い浮かぶ。折り紙を折ったり、絵を描く、という方法もあるが、長く続けられそうなのは、「ピアノをひく」、「タイピングをする」だ。

※絵を描くことを趣味にすれば、絵を描くもそうだ。

「タイピングをする」については、タイピングソフトを購入してやる、という方法もあるが、「ブログを書く」という方法もある。ローマ字入力であれば、2000字書いたときは、(入力補助を使っても)2000回以上タイピングしていることになると思う。※これは、相当な回数だ。

高血圧の人は…

高血圧の人は、血管マッサージをしてみてはどうだろうか。

腕⇒手のひら⇒指先の順でマッサージを行う。カラダの中心から末端へというイメージだ。まず、肩先からひじにかけて前後にさする。そして、ひじから手首にかけて同じように前後にさする。それぞれ10回程度行う。その後、上腕部をつまんで、軽くねじるようにマッサージをする。そして、前腕部にも同じことをする。これはそれぞれ5回程度やる。
手のひらは、指の腹を使ってもみほぐす。手首から指先へというイメージだ。指は一本ずつ丁寧にマッサージする。指でつまむ感じだ。
出典:血管マッサージは高血圧に効くと思う

※血管マッサージには、さする、つまむ、ねじる、という手の動きが入っている。

手先を使うことにもなるし、高血圧にも効く可能性があるので、一石二鳥だ。

※前回記事にした「爪もみ」でもいいだろう。

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まとめ

今回は、手と脳の関係について書いた。

その関係を考えると、手先を使うことは、大事なことのようだ。カントが言ったとされる「手は第二の脳である」という言葉は、本質を突いた言葉なのかもしれない。

個人的には、ブログを書いているので、かなり手先を使っている方だと思う。また、爪もみや血管マッサージでも、手先を使っている。これを毎日続けることが、大事になるのだろう。

※習慣として手先を使う何かをすれば、必然的に手先を使うことになるのでいいと思う。

今回の記事:「手と脳の関係と手先を使う方法」