血圧を薬なしで下げる!

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薬を飲まない方がいいの?薬を飲むデメリット#2

薬を飲むデメリットの続きです。

前回の記事:「薬を飲まない方がいいの?薬を飲むデメリット

前回は、1)降圧剤は高血圧を治すわけではない、2)薬は自然治癒に干渉する場合がある、3)酵素を無駄に使うことになる、ということを書いた。今回はその続きを書いてみたい。

目次

薬の副作用の問題

薬には副作用がつきものだ。

多くの薬はひとつの作用のみではなく複数の作用を示すために、治療効果とは異なる効果も発揮することがあります。また、薬の代謝物が作用を有している場合もあります。そのほか、体質や免疫が関与したものもあり、薬やその代謝物による過敏症で起きる場合があります。
出典:[お薬について]副作用・アレルギー

副作用は、「治療効果とは異なる効果」と言えるようだ

薬の代謝物が作用して起こるケースもあるし、人の体質や免疫が関与するものもあるようだ。

薬の代謝物が何を指すのかだが…代謝物とは、化学反応の過程で生じる有機化合物を意味するそうだから、薬物が体内で受けた代謝によって変換した物質(weblio辞書)としてよさそうだ。

ロキソニンの話

ロキソニンのことが話題になっている。

医薬品医療機器総合機構(PMDA)は22日、消炎や鎮痛などの効能・効果がある「ロキソプロフェンナトリウム水和物」(商品名・ロキソニン錠60mg、同細粒10%、ロキソプロフェンナトリウム内服液60mgなど)の使用上の注意について、厚生労働省が「重大な副作用」の項目に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」を追記するよう指示を出したと発表した。
出典:ロキソニン、重大な副作用に大腸閉塞など - 使用上の注意に追記

ロキソニンというのは、三共(当時)が1980年代に承認を取得し、販売している医薬品だそうだ。随分前から販売されていたが、今になって副作用がハッキリした、ということらしい。

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副作用がすべてわかっているわけではない?

多くの人が、自分が飲む薬の副作用はハッキリしており、(それ以外の点で)身体に害はない、と思って服用している。ところが、必ずしもそうとは言えない…という事例だ。このような事例の背後には、薬の副作用を副作用と認めるのは、いろいろな意味で難しい…ということがあると思う。

ひとつは、薬と症状の因果関係がハッキリしない、ということだ。

副作用には、因果関係がわかりやすいものと、わかりにくいものがあるはずだ。

後者については、グレーだけどもハッキリしない(なので、副作用としては表記されない)ということになるのではないか。※疑わしきは罰せず、のような雰囲気があるのでは。

また、一度(認可時に)「副作用がない」としたものを、「やっぱり副作用がありました」と覆すことは難しい。誰かのメンツを潰すことになったり、誰かの利益を損ねることになりかねないからだ。なので、薬には告知される副作用しかない、と考えるのは、ナイーブすぎるのかもしれない。

降圧剤の副作用はどうか

血圧を下げるための、降圧剤の副作用についても、いろいろな意見がある。

わたしが降圧剤を処方してもらったときに聞いたのは、「眠くなる」ということだけだったと記憶している。※そのときは、医師からではなく、薬剤師から説明を受けた。

だが、

論文をすべて読まないと、内容がはっきりしないが、「降圧剤治療で脳梗塞の発症率が二倍になる可能性がある」という結論で結ばれているようだ。
出典:高血圧の人は降圧剤を飲んだ方がいいのか?

「降圧剤治療で脳梗塞の発症率が二倍になる可能性がある」という論文が提出されている。

広義の意味では、このことも(事実であれば)降圧剤を飲む副作用だ。※血圧を下げたために、脳梗塞になるというケースがある(血圧を下げることで、血栓を押し流せなくなってしまうため)。もちろん、これは限定的なケースかもしれない。

そのほか、ある疾病にかかりやすくなる、と主張する医師もいる。

※このような話は、なかなか説明されることがない。

薬を飲むと生活の改善をしなくなる

薬を飲むと生活習慣の改善をしなくなる、ということがある。

薬に頼ってしまうからだ。

わたしは、血圧を薬なしで下げようと思っているから、広く情報を集めて、(血圧を下げるために)いいと思ったものについては実践する、ということをしている。血圧を下げるための生活習慣の改善には興味津々だし、それに対するモチベーションも高い。※背後に危機感があるため。

降圧剤を飲むと変わるだろう…

だがもし、降圧剤を飲むようになると、状況が一変すると思う。

降圧剤を飲むことで血圧が下がれば、血圧に対する危機感が薄れ、生活習慣の改善には興味を失くすだろう。薬で血圧が下がるのだから、「生活習慣の改善は、もういいや」となってしまう可能性が高い(薬に依存する状態になる)。人は楽で安易な方向に流れてしまうものなのだ(笑)。

このような形で、薬に依存する状態が好ましくないことは当たり前だ。

自分の身体に気を遣わなくなる

薬を飲むと自分の身体に気を遣わなくなる、ということもある。

これは、薬を飲むと生活の改善をしなくなる、ということと同じだ。

今でこそ、ネットやさまざまな文献から健康に関する多様な情報を集めるようになったが、これは、今のままでは「自分の身体がヤバいのではないか…」という危機感を持ったからだ。

その結果、以前よりも、自分の身体に気を遣うようになった、ということだ。※以前は、明らかに自分の身体に気を遣っていなかった(健康について軽視していた、ということだ)。

以前の状態に戻るだろう…

薬を飲むと、以前の状態に戻ることが予想される(笑)。

やはり、適度な緊張感がないと、人は動かないのだ。血圧が高い ⇒ これはヤバい ⇒ なんとかしなければ、ということでスイッチが入るのだ。薬を飲んでも、この緊張感を保つことができるのであれば、問題はないのかもしれないが、(残念ながら)わたしにはその自信がない。

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まとめ

今回は、薬を飲むデメリットについて書いた。

前回の記事でも述べたが、わたしは自分が「薬を飲みたくない」ということもあって、薬を飲まなくていい方の情報に注目し、それを取り上げがちだ。したがって、その方向にバイアスがかかっていることは確かだ。ゆえに、その点を割り引いて考えていただけると幸いだ。

当然、飲んだ方がいい、飲まないと病気が治らない…という薬もたくさんある(ケース・バイ・ケースなのだ)。「リスク<ベネフィット」であれば、当然薬を飲んだ方がいいだろう。

今回の記事:「薬を飲まない方がいいの?薬を飲むデメリット#2」