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高血圧の情報の集め方|高血圧に関する情報をどう集めればいい?

今やあらゆる情報が溢れている。高血圧に関する情報も例外ではない。

メーカーや医療従事者、高血圧の患者などが、高血圧に関する情報を発信している。

情報の発信者も多様だが、内容も玉石混交で多様だ。そこで、情報を上手く受信するためのコツを考えてみたい。※玉石混交の情報から、上手く「玉」の情報をすくい上げる技術が必要になる。

高血圧に関する情報を想定しているが、健康情報全般と考えてもらってもいい。

目次

複数のソースから多様な情報を得る

まずは、複数のソースから多様な情報を得ることが必要だ。

上で述べたように、高血圧の情報の発信者は、医薬関連のメーカーや医療従事者(専門家)、高血圧の患者など複数存在する。細かく分ければ、発信者はさらに多くなるだろう。

それらの複数ソースから、多様な情報を集めることが大事だ。そうすれば、ある種のバイアス(情報発信者が、都合のいい情報だけを流すことによる偏り)を防ぐことができる。

本当の専門家なのかチェックする

以下の記事でも書いたが、

情報発信者が専門家の場合は、「本当の」専門家なのかチェックしたい。

専門家とひと口にいっても、はっきりいってピンキリだ。本物の「濃い」専門家がいれば、そうでない専門家もいる。その分野の知識や経験が薄くても、専門家と名乗る人がいる。また、本人が名乗らなくても、故意にミスリードして、相手にそう思わせようとする場合がある。
出典:どの医者を信用したらいいのか?

専門性にも濃淡がある。

たとえば、普通のむし歯を治療する歯科医で「歯列矯正もやりますよ」というところと、歯科矯正専門医で「虫歯の治療などはやりません」というところでは、歯列矯正の専門性という点からみれば、後者の方が「濃い」だろう。※専門に特化していれば「濃い」ということになる。

やはり、「濃い」専門家の出す情報には、それ相応の重みがある。

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○○を食べれば高血圧が治ります…は×

○○を食べれば高血圧が治ります…のような単純で極端な情報は×だ。

このブログでも、バナナや納豆が高血圧にいいとして書いているが、

個人的には、納豆を食べる量を増やしている。余談になるが、納豆は他の食品の中に含まれるということがないので、カウントしやすい。比較的容易にビフォアー・アフターで効果を比較できるということだ。
出典:高血圧に良い食べ物

これを食べれば高血圧が治ります、のような話はしていない。

もし、そんな話があれば本当の情報ではない。また、量の問題もある。

バナナを食べることは高血圧にいいが、もし、「1日に10本以上食べなければ高血圧には効きません…」ということであれば、安易にバナナが高血圧にいい、というべきではないだろう。

事実上、1日にバナナを(継続して)10本以上食べることは不可能だからだ。※もしそれだけの量を食べることができたとしても、それにより(健康上の)別の害が生じる可能性もある。

このように、高血圧に効くという場合でも、「量」の問題も考慮しなければいけない。

高血圧の患者の体験談

高血圧の人の体験談などは、よくある話だ。

高血圧に関する深い知識や洞察をベースに、良い情報を発信する高血圧の患者さんがいる。

しかし、多くの人は専門家ではない。高血圧の患者さんの体験談は貴重なものだが、その点は割り引いて考える必要がある。

たとえば、自己の血圧値の情報があっても、不正確なものかもしれない。

家庭で血圧を測っている人であればわかると思うが、測り方によっても血圧はかなり変わってくるのだ(正しく測定できていない可能性がある)。※測るたびに数値が結構変わったりするのだ。

また、高血圧の症状というのは、細かくみていけば、ひとりひとり違うものだろう。一見似たような話があっても、自分にそのまま当てはめて考えていいのかどうかは微妙だ。おそらく、安易にそうしない方がいいのだろうと思う。体験談に共感するのはいいが、一歩引いてみる目も必要だ。

もちろん、わたしの記事も例外ではない。一歩引いてみてほしい。

論文をベースにした情報か?

論文をベースにした情報か、ということを確認したい。

学術論文をベースにした情報であれば、比較的信頼性が高くなる。

ネットによくある医師の話というのも、有力な論文をベースにしたものが結構あるように思う(個人の知見も入っているとは思うが)。

ただし、(論文の話でも)よくある「動物に効く」という段階の話では、何ともいえない。臨床で人に対する効果が確認されているものでなければ、その情報を取る価値は薄いかもしれない。

動物に効く=人に効く、ではない。※もちろん、その可能性はあるが。

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まとめ

今回は、高血圧情報の取り方について書いてみた。

情報は不十分なものだ。わたしたちは、さまざまなバイアスがかかった後の情報を受信している…と考えた方がいいだろう。なので、どんな情報でも「鵜呑みにしない」という態度が必要だ。

※「情報は疑ってかかる…」ぐらいの方がいいだろう。

複数のソースから多様な情報を得ることの大切さは、直感的に理解できるだろう。

ある種のバイアス(情報発信者が都合のいい情報だけを流すことによる偏り)を防ぐためだ。情報の発信者は、自分にとって都合の悪い情報は知っていても流さない…と考えた方がいい

情報の発信者が専門家の場合は、「本当の」専門家なのかチェックしたい。

わたしたちは専門家と聞くだけで、その人の話を盲信しがちになるので注意したい。※特に相手が医療関係者の場合、それが顕著だ。

単純で極端な情報は×だ。これを食べれば高血圧が治るというものはない。また、量の問題にも注意したい。事実上不可能な量を食べなければ高血圧に効果がない…ということであれば、それを食べても意味がない。耳よりの情報があれば、効果だけではなく量にも注意をはらうべきだ

高血圧の患者さんの体験談については、共感してもいいが、一歩引いてみる目も必要だ。あくまで、ひとりの患者さんの体験談であって、万人に通じるものではないことを理解しておく。

今回の記事:「高血圧情報の集め方」