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朝食抜きが健康に悪い理由4つ

あなたは、朝食を抜く方だろうか。

わたしは、今は朝食をしっかりとっているが、昔はギリギリまで寝ていたため「朝食を食べる時間がない」ということで、朝食を抜いたり市販のジュースで済ますことがよくあった。

しかも、炭酸飲料を飲んだりしていた。とにかく少しでも長く寝たかったのだ(数分でも長く寝たかった)。そのころを振り返れば、つくづく健康に悪い生活をしていたな…と思う。

今回は、「朝食抜きが健康に悪い理由」について書いてみたい。

目次

朝食を抜いた方がいい人がいる

最初に、「朝食を抜いた方がいい人がいる」ということを書いておきたい。

「食べすぎ病」にかかっている人たちの体が、「朝から食べたくない」というサインを出しているのに、無理して朝食を食べることは、病気を悪くすることはあっても、いいことはまずない。
出典:「朝食を抜くと健康に悪い」のは本当か?

食べ過ぎている人たちのことだ。

夜遅く食べ、その後の睡眠時間も短い…という人は、前夜の飲食物が胃腸に残っていることがあるそうだ。そんなときは、胃腸の働きも悪く「胃腸が重く、朝から食べたくない」と思うはずだ。

そこで無理をして朝食をとると、「健康に悪い」ということになる。

だが、「朝食を抜いた方が健康にいい…」という状態は、生活のリズムが崩れており、健康に悪い状態だ。なので、朝食を抜かざるを得ない状態は、「健康に悪い状態だ」としてもいいだろう。

そんな人は、大元の生活のリズムから見直す必要があるのだ。

ダイエットには朝食抜きが効果的?

ダイエットには朝食抜きが効果的、とする研究があるようだ。

研究は280人の肥満の人と100人の肥満ではない人に2週間程度食事の内容を記録してもらいました。朝食ガッツリ派は朝食消極派と比較して400キロカロリーも余分にカロリーを摂取していて、当たり前ですが1日の総摂取カロリーも多くなっていた、という結論です。
出典:「朝食は大切、朝食抜きは不健康」という常識は本当なのか?

朝食をしっかりとる人は、とらない人と比べて1日の総摂取カロリーが多くなっているそうだ。

朝食の分だけ多くなる、ということだろうか。だが、朝食をしっかりとる人は(とらない人に比べ)活動的になるため、その分、消費するエネルギーも多くなるのではないか…と思う。

一方で、「健康的にダイエットをするためには、朝食をしっかりとった方がいい」という主張もあるので、個人的には「ダイエットには朝食抜きが効果的」とは必ずしも言えないと思う。

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朝食抜きはダイエットにNG

朝食抜きがダイエットにNGである理由を書いてみる。

食事の時間が空いて空腹を我慢する時間が増えれば増えるほど、体は飢餓状態だと認識し食べ物の吸収率を高め、ちょっとのカロリーでも生命維持ができるようにどんどん代謝を下げて超燃費の悪い体にしてしまうからです。つまり痩せるどころか逆に太る体質になってしまいます
出典:「朝食抜き」はデブ体質へまっしぐら

この話には、説得力を感じる。

要するに、空腹を我慢する時間が長くなると、体が飢餓状態である…と認識し、ちょっとのカロリーでも生命維持ができるように代謝を下げて、体脂肪を溜め込もうとする…ということだ。これを燃費がいいとするか、燃費が悪いとするかは微妙だが(笑)、そのために太りやすくなってしまうそうだ。

また、空腹感が強くなると「食べ過ぎる」ということがないだろうか。

特に、健康に無頓着な若いころにやりがちだと思うが、時間の余裕がなく朝食を抜いたとき、お昼にがっつく…ということがある。朝食を抜いた分を取り戻す…ということではないのだが(そういうことかも)、空腹時に丼物を短時間でかき込んで食べる…ということがあるのだ。

このことが、健康に悪いことは自明だろう。

血糖値スパイクの問題がある

朝食抜きは、血糖値スパイク(グルコーススパイク)の問題がある。

寝ている間は血糖値は下がっていますが、朝起きて朝食抜きで活動するとインスリン拮抗ホルモン(血糖値を上げるホルモン)が働いています。こうして血糖値を下げないようにしているのですが、そこで丼ものやラーメンなどの昼食をとると、 食後の血糖値がいつもより高くなってしまうのです。そこで血糖応答が大きくなり、グルコーススパイクを起こしてしまうのです
出典:不調の原因「グルコーススパイク」|大塚製薬 

朝食を抜けば、血糖を保つためにインスリン拮抗ホルモン(血糖値を上げるホルモン)が大量に分泌される。この状態で丼ものやラーメンなどの昼食をとると、食後の血糖値が通常よりも高くなってしまうのだ。つまり朝食抜きは、血糖値を大きく上昇させる素地を作っている…といえる。

食後に血糖値が高くなると、「これはまずい…」とインスリンが大量に分泌され、血糖値は急激に下がることになる。このような血糖値の乱高下は、糖尿病などの疾病の原因になってしまう。

なので朝食抜きは、健康リスクを高めることになるのだ。

肌の老化につながる

朝食を抜くと、肌の老化につながる可能性があるようだ。

朝は朝日を浴びて、しっかりと朝食を食べて身体を目覚めさせることでセロトニンの分泌が増えるのです。また、朝食でたんぱく質をしっかりと摂ることでセロトニンが作られ、夜にメラトニンに切り替わって眠りをサポートするのです。しっかりと眠ることで十分に肌の修復や代謝が行われます。逆に言えば、朝食を抜くことが肌の老化につながってしまうのです
出典:皮膚美容科シロノクリニック

夜ぐっすりと眠るためには「メラトニン」という神経伝達物質がしっかりと分泌されることが必要で、そのメラトニンの材料になるのが「セロトニン」だそうだ。セロトニンは起床してから分泌が始まるが、そのセロトニンを作るためには、「朝食でたんぱく質をしっかりと摂ること」が大事になるそうだ。ということは、「不眠」と「朝食」は関係があるのかもしれない。

朝食を抜くと集中力が落ちる

健康と集中力は直接関係ないが、このことも書いておきたい。

朝食をとれば、血糖値が上がり、脳の働きを活性化することができる。
その結果、午前中からしっかり勉強できる、という理屈だ。逆に、朝食をとらなければ、エネルギー不足により脳が活性化せず、勉強に身が入らない…ということらしい。
出典:勉強できない子供の生活習慣が大人にも刺さる

「朝食をとること」と「学力」の間には、相関関係がある。朝食をしっかりとっている子供ほど成績がよく、朝食をとらない子供と比較した場合、成績に2割の差が開くこともあるそうだ。

朝食をとれば血糖値が上がり、脳の働きを活性化することができるため、午前中からしっかり勉強できるが、朝食をとらなければ脳が活性化せず、勉強に身が入らない…ということだろう。

別の実験では、「朝食をとる・とらない」で、集中力に明確な差が出ている。結局、「しっかり勉強できるかどうか」というのは、脳が集中力を上手く保てるかどうか…ということなのだ。

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まとめ

今回は、朝食抜きが健康に悪い理由について書いてみた。

今回の記事で書いた健康に悪い理由は、1)朝食抜きはダイエットにNG、2)血糖値スパイクの問題がある、3)肌の老化につながる、4)朝食を抜くと集中力が落ちる、の4つになる。

「朝食を抜いた方がいい人がいる」ということは事実らしいが、そういう人は大元の生活のリズムに問題がある人だ。たとえば、夜食などをがっつり食べて睡眠時間が短ければ、朝食は抜いた方がいい…となるのだろう。彼(女)たちを例外とすれば、普通の人は朝食を食べた方がいい。

大きい問題だと思うのは、2番目の血糖値スパイクの話だ。先にも書いたが、朝食抜きは、血糖値を大きく上昇させる素地を作っているといえる。このことは、重く考えた方がいいだろう。

健康のために生活のリズムを整え、朝食をしっかりとりたい。

今回の記事:「朝食抜きが健康に悪い理由4つ」