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風邪と血圧の関係|風邪で血圧は上がるのか

風邪と血圧の関係について、考えたことがあるだろうか。

私は毎日、自分の血圧を測定しているので、血圧と因果関係にあるものについて、比較的キャッチしやすい(特定しやすい)状態にある。

もちろん、因果関係かどうか、突き詰めて証明することはできないが、「それらしい…」とわかれば十分だ。「それらしい…」と分かれば、「気を付けよう…」という意識が高くなり、対策を立てることができるからだ。

今回は、風邪と血圧の関係について書いてみたい。

目次

風邪で血圧が上がる

風邪で血圧が上がるのでは…という心証を抱いている。

風邪をひいたときとそうでないときを比較した場合、朝の血圧に関しては、大きな違いはないのだが、夜の血圧にはっきり違いが出てくる。普通は夜になると(副交感神経が優位になるため)血圧が下がるのだが、風邪をひいたときは血圧が下がらないのだ。

※私の場合だが、夜でも朝と変わらない高めの数値が出てくる。

朝の血圧も、やや高めになっている。

ネットで調べてみると、「風邪をひいて血圧を測ったら、高い値が出て驚いた…」という例は、さほどめずらしくないことがわかる、どうやら、風邪で血圧が上がる、ということはありそうだ。

高血圧の人は、風邪にも注意する必要がありそうだ。

なぜ風邪で血圧が上がるのか

ではなぜ、風邪をひくと血圧が上がるのだろうか。

「発熱時は、体がウイルスと闘っている、つまり活動している状態なので、血圧は上がります。また発熱に限らず、疲労、せきなどの風邪の症状でも血圧は高くなりがちです」(泉岡先生)
出典:イラッとすると血圧が上がるというのは本当?

風邪のときは、身体が活動状態にあるため、血圧が上がるそうだ。

風邪をひくと、昼夜問わず「体がウイルスと戦う」という戦闘状態になる。その状態は、「身体が活動状態にある」ということになり、交感神経が優位になるため、血圧が上がるのだ。

この説明で、夜血圧が下がらない理由がわかったような気がする(笑)。

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咳で血圧が上がる

咳をすることで血圧が上がる、ということもあると思う。

昨夜から風邪がひどく咳がとまらず血圧も160-90位からあまりさがりません。今朝は180-110でびっくりしてパニックになったのですがすぐ133-88位に落ち着きました。咳をするたび頭が痛く(当然でしょうが)血圧ばかりが気になって不安でたまりません。
出典:風邪の時の血圧 - 高血圧

咳をすると、リラックスとは真逆の、緊張状態になるからだ。

咳が続いて、息継ぎが苦しくなるようなこともある。呼吸が苦しくなるようなときは、当然血圧も上がっていると思う。身体が緊張状態になり、全身に血液を介し酸素を運ぼうとするためだ。

※そんなときは、心拍数が上がり血圧が上がる。

ストレスで血圧が上がる

さらに、風邪からくるストレスで血圧が上がる、ということもあると思う。

ストレスを受けると「交感神経」の働きが強くなり、アドレナリンが分泌されることにより、心拍数が増え血圧が上がる、という説明がある。同時に(ストレスを受けたときは)、ノルアドレナリンという物質も分泌され、この物質には血管を収縮させる働きがあるそうだ。つまり、血液量の増加と血管の収縮が同時に起こり、血圧が上がることになるそうだ。
出典:血圧を下げる方法

ストレスを受けると、血圧が上がることはご存じだと思う。

ここでいうストレスとは、(個人的には)「体が外的または内的に変化を受けても、支障が生じないように、調節するメカニズム(ホメオスターシス)を超える刺激、だと理解している。

風邪をひくと、身体的にストレスを受けるのは確かだが、精神的にもストレスを受けることになる

自己の健康管理のうかつさを悔やんだり、仕事が停滞することに対する焦りや苛立ちを感じたり、場合によっては、仕事を失う恐怖や自己の評価が落ちる恐怖を感じることもあるかもしれない。※風邪をひくと、心理的ストレッサーによるストレスが生じるのだ。

風邪からくるストレスで血圧が上がる、ということはあるだろう。

風邪薬で血圧が上がる

風邪薬で血圧が上がる、ということがある。

風邪薬には血圧を高める副作用を起こす可能性がある成分が配合されていることがあります。具体的には、「dl-メチルエフェドリン」や「プソイドエフェドリン」です。dl-メチルエフェドリンは呼吸を楽にして咳の症状を緩和する成分、プソイドエフェドリンは鼻閉(いわゆる鼻づまり)を解消する成分です。これらは、血管を収縮させる作用により、血圧が上昇する作用があります。

出典:【高血圧の薬×市販の風邪薬】飲み合わせが良くないお薬まとめ

こちらで取り上げられているのは、「dl-メチルエフェドリン」や「プソイドエフェドリン」だ。成分の名称だけでは、なんだかよくわからないが、「咳の症状を緩和する成分」であったり、「鼻づまりを解消する成分」であったりするようだ。※血管を収縮させる作用があるらしい。

私は個人的に、身体の反応を人為的に止めようとすることには抵抗があるので、咳止めや鼻づまりを解消する薬は飲まない。なので、それらの薬とは無縁だが、頭痛薬はやむを得ず使用する。

手元にある頭痛薬の成分に、「無水カフェイン」というものがある。

この無水カフェインの効果として、「血管の拡張を抑える」というものがある。単純に血管の拡張を抑えたら、血圧が上がるのでは…と思うが、どうなのだろうか。

無水カフェインは、高血圧性の頭痛にも用いられるようなので、血圧を上げるという問題はないのかもしれない…。このあたりは、釈然としない。詳しい方がいれば、教えてほしい。

いずれにしても、風邪薬で血圧が上がる、ということはあるようだ。

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高血圧の人は風邪に要注意

高血圧の人は、普通の人以上に風邪に注意する必要がある。

さらに注意が必要なのは、もともと高血圧の人が風邪をひいた場合です。これによって更に血圧が上昇すれば、ただでさえ高血圧によって血管壁が傷んでいる所に更に圧力がかかれば血管が破れる原因になったりして、悪くすると脳卒中というような重大な事態に発展しないとは限りません。ですから普段から高血圧の人は普通の人以上に風邪のときは安静にしている必要性が高いと言えます。 
出典:風邪をひくと一時的に高血圧になる事があり要注意です

これまで述べたように、風邪をひくと、血圧が上がりやすくなるためだ。

風邪をひいたとき、(わたしの場合は)ベッドで安静にしていても、血圧が下がる…ということはない。現在、血圧を下げるために最も有効な方法だと考えている、半身浴をしてやっといくらか血圧が下がる、という状態だ。

こんな状態で、無理に会社に行って仕事をする、というのは悪手だ。

普通の人なら、薬を飲んで症状を緩和し仕事をする、ということができるが、高血圧の人は、風邪薬でさえ悪い方に働く…ということがある。薬のデメリットが上回ることがあるのだ。

血圧を上げない薬を飲んで…という手もあるが、それは最終手段だ。高血圧の人は、風邪をひいたら休んで安静にする、というのが打ち手としては、最善手になるだろう。

まとめ

今回は、風邪と血圧の関係について書いてみた。

風邪をひいたら、血圧が上がりやすくなる、と考えた方がいいだろう。

なので、高血圧の人は、風邪をひいたら普通の人以上に無理は禁物だ。市販の薬を買って飲むのであれば、薬剤師とよく相談して、血圧を上げない薬を選択した方がいいだろう。

高血圧の人は特に、風邪を甘くみない方がいい。