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高血圧と目の充血は関係あるのか

高血圧で目の充血がよくある、という人がいないだろうか。

わたしも充血しやすい方だと思うが…もしかすると、高血圧と目の充血は関係があるのかもしれない。高血圧で血管が弱くなった結果、目が充血(出血)しやすくなる…ということはあるのだろうか?

今回は、高血圧と目の充血の関係について書いてみたい。

目次

充血と出血の違い

充血と出血は混同しやすいので、整理しておきたい。

一概に「目が赤い」といっても、「充血」と「出血」がある。

それらの違いだが、

充血 ⇒ 血管が太くなる(拡張する)

出血 ⇒ 血管が切れて血が出る

ということだ。

充血したときの白目を観察するとよくわかるが、白目の部分には細かい血管がたくさん走っている。この血管が太くなり表面化するのが充血で、切れて血が出る…という状態が出血だ。

充血と出血の見た目の違いだが、充血の場合は、血管の形がクリアに見えるのに対し、出血の場合は、血管の形というよりも、血が出て広がっている…という感じになる。

※なので充血と出血は、見た目で区別できると思う。

ありがちな結膜充血

ありがちなのが、結膜充血だ。

「結膜」というのは、白目の部分を覆っている膜のことだ。

結膜は、白目の部分だけではなく、まぶたの奥で折り返し、まぶたの内側までカバーする。なので、(形状は)Uの字型になっている、袋状になっている、と考えていいだろう。

白目の表面部分をおおう薄い膜は、「結膜(けつまく)」とよばれる部位です。 普段、結膜は白く見えますが、その表面の近くには細い血管が通っています。 結膜の充血は、その細い血管が浮き出ることによって赤く見えます。
出典:Vol.15 目はどうして充血するの?

目の充血は、この結膜充血と毛様充血の二種類あるようだ。

白目全体+まぶたの内側(結膜)が充血しているのであれば、結膜充血、黒目のまわりだけ充血している場合は、毛様充血としていいと思う。※まぶたの内側が充血していなければ、毛様充血の可能性が高い。結膜充血よりは、毛様充血の方が危険とする見方がある。

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充血する原因は

問題は、充血する原因だ。

ひとつには、「目の疲れ」が考えられる。

たとえば、PCの画面を長時間見続けると、目に疲れが生じ充血する(血管が膨張する)、ということがあるそうだ。※見ることにストレスを感じたら、休憩をとった方がよさそうだ。

物理的ストレッサーとは、気温の変化、湿度の変化、混雑、外部からの騒音など、外部環境から発生するものである。スマホやPCから発生するブルーライトもこれに当たる。
出典:ストレスの原因は何なのか?

ブルーライト(物理的ストレッサー)をカットする工夫も、必要かもしれない。

感染による充血がある

何らかの感染で、目の充血が起こることがある。

ウイルス性結膜炎などがこれにあたる。

【ウイルス性結膜炎(はやり目)】
ウイルスが原因です。激しい充血と目やに、痛み、涙が出るなどの症状があります。他人にうつさないように、手はきれいに洗う、目を触らない、タオルは家族と別にする、幼稚園・学校や仕事は休むなどの対策が必要です。抗生剤やステロイドの点眼で治療します。

【細菌性結膜炎】
ぶどう球菌などの細菌が原因です。抗生剤の点眼で治療します。
出典:矢田眼科クリニック|岐阜市|羽島市|笠松|眼科|目の病気について

 ウイルス性結膜炎は感染力が強く、1年中かかる可能性がある。

アレルギーによる充血もある

アレルギーが原因で、目の充血が起こることもある。

(2)アレルギーが充血の原因となる場合は、今の季節の花粉症が代表的。だが、ハウスダストやダニが原因の場合は1年を通して発症する。こちらもしばしば、目のかゆみなどを伴う。
出典:目が疲れると充血するのはどうして?

アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)は、花粉、ハウスダスト、ダニなどのようだ。 アレルギーが原因の場合は、かゆみを伴うので、わかりやすいかもしれない。

そういえば、ゴシゴシ目をかいて、目が真っ赤になったことがある。

高血圧が原因の充血はあるのか?

本題だが、高血圧が原因の充血は、あるのだろうか。

高血圧が原因の充血がある、とする意見がある。そのメカニズムは…

高血圧 ⇒ 動脈硬化 ⇒ 血管の脆弱化 ⇒ 結膜下出血(充血)

ということらしい。※結膜にも動脈があるらしい。しかし、動脈から出血しているのではないような気がするが…?静脈からの出血に、動脈硬化は関係あるのだろうか?

原因は様々で不明な場合も多く、思い当たる誘因がなくても出血します。
①眼局所のもの;外傷や手術、炎症(ウイルス性結膜炎に伴うもの)、結膜弛緩など
②全身性のもの;出血性血液疾患(血小板減少性紫斑病、白血病など)、循環器系疾患(高血圧など)代謝性疾患(糖尿病など)、代償性出血(代償性月経)、急性熱性疾患(マラリアコレラ、インフルエンザ、麻疹など)腎透析や抗凝固療法など
③原因不明のもの;誘因として考えられるのは、嘔吐や咳、くしゃみなど急激に静脈のうっ滞が起こる状態です。
出典:結膜下出血について

これは、結膜下出血の原因だが、たしかに高血圧が含まれている。

また、目の充血が脳出血の前兆だった…とする人もいる。どうやらその方は、目の充血があって、脳出血になったようだ。これが事実であれば怖い話だが…

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脳出血の前触れなのか?

目の充血(出血)は、脳出血の前触れなのだろうか?

脳出血は脳の細動脈と言う細い動脈からの出血によるもので、その原因は長く続いた高血圧によります。一方、眼球結膜の出血は、これと違って静脈性、もしくは毛細血管からのもので、動脈性の出血ではなく原因も、起こり方も全く別の病態なので、脳出血の前ぶれなどではありません。
出典:心配な病気の症状

結膜からの出血は、脳出血とは関係がないそうだ

静脈や毛細血管からの出血であるため、脳出血とは原因も起こり方も違う…ということらしい。やはり、結膜下出血の場合は、静脈から出血している…ということだろう。

そうであれば、結膜下出血の原因が高血圧、というのは、どうも釈然としない。とにかく、医学的には、脳出血の前触れではない、ということらしい。

まとめ

今回は、高血圧と目の充血は関係あるのか、というテーマで書いた。

結論だが、高血圧により目が充血する、ということはあるのかもしれない

高血圧が原因の血管の脆弱化により、充血が起こる、というメカニズムだ。「突然のひどい充血で心配だ…」という人は、(そんなときは眼科に行きがちだが)高血圧でかかっている医師に相談してみればいいだろう。高血圧が原因の充血だと診断される可能性はあると思う。

※眼科の医師に、高血圧との関係について尋ねてもいいかもしれない。

今回の記事:「高血圧と目の充血は関係あるのか」