爪もみ健康法は高血圧に効くのか?
爪もみ健康法(爪もみ療法)というものがあるらしい。
わたしはこれまでまったく知らなかったのだが、福田稔医師と安保徹教授(医学博士)という方々が考案し、提唱している健康法のようだ。※ある程度知られた健康法のようだ。
今回は、爪もみ健康法について書いてみたい。
目次
爪もみには意味があるのか?
「爪もみ」と聞いたとき、上下に爪をはさんでもむのかな…と思ったのだが、
爪の生え際にある「井穴(せいけつ)」というツボを刺激すること。
出典:誰でも・簡単・すぐできる「免疫力アップ」6つの法【5】爪もみ
そうではないようだ。
また、「指の腹をもむことと何が違うの?」とも思ったのだが(わたしは血流を良くするために、ときどき指の腹をもむことがある)、「爪もみ」には特別な意味があるようだ。
爪の生え際は神経線維が密集しており、ここを刺激すると、過度なストレスなどで乱れた自律神経を、バランスのとれた状態に戻してくれます。
出典:爪もみ
つまり、「爪もみ」には、1)「井穴(せいけつ)」というツボを刺激する、2)神経線維の密集地を刺激する、という特別な意味があるようだ。※「爪もみ」のやり方については後述する。
効果
自律神経が整う
爪もみの効果だが、まず、自律神経が整う、ということがある。
爪をもむことにより、自律神経のバランスが保たれるそうだ。※自律神経のバランスが一時的に乱れても、「爪もみ」をすることで、バランスのとれた状態になるそうだ。
※自律神経の乱れから、高血圧になることがある。
血流がよくなる
また、血流がよくなる、という効果がある。
爪の生え際を刺激することが、ポンプのような役割を果たし、手足の先で血液が迂回する流れを、スムーズにする効果もあると考えられます
出典:爪もみ
このことはすぐに理解できる。指の腹をもむ効果と同じだ。
また、免疫力も正常化するそうだ。※自律神経のバランス改善と血流改善の効果だろうか。
小指で「爪もみ」を行うと…
小指で「爪もみ」を行うと…広範囲にわたる効果があるようだ。
●小指――脳梗塞/認知症/パーキンソン病/不眠/メニエール病/高血圧/糖尿病/肥満/痛風/肩こり/腰痛/椎間板ヘルニア/動悸/頭痛/腎臓病/頻尿/尿もれ/精力減退/しびれ/更年期障害/顔面神経痛/自律神経失調症/不安神経症/パニック障害/働きすぎによるうつ/白髪/目の病気/婦人科系の病気など
出典:誰でも・簡単・すぐできる「免疫力アップ」6つの法【5】爪もみ
これらすべての疾病に効く可能性がある…ということだろうか。
だとすれば、すごい話だ。
高血圧もしっかり入っている。※なので、ためしてみる価値はありそうだ。
どれかひとつの指で爪もみをしなさい、と言われれば、小指になりそうだ。複数の指で爪もみをするのは、面倒に感じることがある。そんなときは、小指だけでいいだろう。
やり方
爪もみのやり方
爪もみのやり方だが、
やり方は爪の生え際を反対の手の親指と人差し指で挟むように10秒ずつ強く押すだけ。両手とも親指から順番に5本すべてもむ。治したい症状があれば、対応する指をさらに20秒もむといい。
出典:誰でも・簡単・すぐできる「免疫力アップ」6つの法【5】爪もみ
もむ場所は、爪の生え際より2ミリほど下だそうだ。もむ強さは、少し痛く感じるぐらいでもいいらしい。もみ方は、ギュッギュッと細かく刻んでもんでもいいし、ギューッと続けてもんでもいいそうだ。「爪もみ」を行う回数は、「2~3回/日」程度が適当だそうだ。
動画を参考にする
爪もみの動画が参考になるだろう。
爪のツボを10秒程度刺激する、ということでいいようだ。
高血圧との関係
高血圧に「爪もみ」は効くのか?
高血圧に「爪もみ」は効くのだろうか?高血圧の人が気になるのは、この点だ。
答えは、「効く可能性がある」だ。
上で述べたように、血流がよくなる、自律神経が整う、という「爪もみ」の効果により、高血圧の改善が期待できるそうだ。特に、小指をもむことで、高血圧の改善が期待できそうだ。
実際に自分でやってみて、効果を確認したいと思う。
効果を確認できるまで、早くて数日、通常は1ヶ月程度かかるそうだ。現時点では、効果があるのかないのか、(ある場合)どの程度の効果があるのか不明だ。
薬指は高血圧にNG?
薬指をもむことは、高血圧にNGではないか、とする意見がある。
●薬指――低血圧/低血糖/眠さ/だるさ/軽いうつなど
(※薬指だけ交感神経を刺激。ほかの4本は副交感神経を刺激する。)
出典:誰でも・簡単・すぐできる「免疫力アップ」6つの法【5】爪もみ
その根拠は、 「薬指だけ交感神経を刺激することになる」というものだ。
すべての指の爪をもむのであれば、薬指の爪をもんでも問題ないようだが、薬指だけの爪をもむことは、避けた方がいいのかもしれない。
※とりあえずわたしは、薬指の爪はもまないようにしている。
爪もみは、深呼吸などと同じで、手軽にできてコストがかからないのが良い点だ。実際に試してみて、効果がなかったり、自分に合わなければ、中止すればいいのだ。
爪もみ健康法は高血圧に効くのか - サマリー
まとめ
今回は、爪もみ健康法について書いた。
高血圧に効く可能性があるので、高血圧の人は、習慣として取り入れたらいいと思う。爪もみは、信号待ちや電車待ちのちょっとした時間でも、行うことができる。コストがかからず、手軽で便利な健康法だ。面倒なら、小指だけでもいい。高血圧の人は、ためしてみる価値があるだろう。
今回の記事:「爪もみ健康法は高血圧に効くのか」