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脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の違い

あなたは、脳梗塞脳出血くも膜下出血の違いを理解しているだろうか。

わたしは少なくとも、「自分が高血圧であり、何らかの対応が必要である」と考えるまでは、これらの違いについてよく調べたり、考えたりすることがなかった。高血圧がこれらの疾病を引き起こす原因になる…と知って、ようやく調べたり考えたりし始めた…ということだ。

目次

脳卒中は総称である

高血圧だと「脳卒中」に罹患する可能性が高くなる…ということを書いたことがある。

硬化した血管はもろくなる。そこに高い圧力がかかると何が起きるか…脳卒中心筋梗塞狭心症、大動脈瘤, etc. あまり考えたくないような病名が並ぶ…
出典:血圧に関する基本的な知識を整理する

脳卒中というのは、「総称」であることをご存じだろうか(脳卒中の「卒」は卒倒の卒)。

このときは、さらっと「脳卒中」と書いてしまったが、脳卒中のことを必ずしも深く理解しているわけではなかった。「脳卒中脳梗塞はどう違うの?」というレベルだった。

なので、脳卒中について、自分の理解のために少し整理してみたいと思う。

脳卒中は、大きく分けると「脳梗塞」、「脳出血」、「くも膜下出血」の3つあり、高血圧との関係もすべて同じ、というわけではない。以下、順番に見ていきたい。

 

脳梗塞

脳梗塞

脳梗塞は、脳の血管が詰まることにより発症する。

脳の血管が詰まる ⇒ 血液の流れが滞る ⇒ 脳に酸素や栄養が運ばれなくなる ⇒ 脳がダメージを受ける

脳梗塞のプロセスは、以上のようになる。

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脳梗塞に罹患した有名人

あの人が脳梗塞になった…という話を、耳にしたことがあると思う。

脳梗塞に罹患した有名人は、かなり多いように感じる。※よくニュースで耳にするような気がする。それもそのはずで、ざっと挙げただけでも、これだけの有名人が脳梗塞に罹患している。

スポーツ関係者:木村和司オシム(元日本代表監督)、長嶋茂雄栃東(元大関

芸能ほか:桜井和寿、大橋未渉アナ、西城秀樹石原慎太郎江守徹佐藤秀峰(漫画家)、大山のぶ代磯野貴理子麻木久仁子 ※敬称略

脳梗塞は、50歳代以降で発症することが多いが、ミスチル桜井和寿さんは、32歳で罹患、大橋未渉アナは、34歳で罹患している。以上のことから、脳梗塞は若くても(30代でも)罹患する、ということがわかる。※脳梗塞は、動脈硬化がなくても起こるのだ。

脳梗塞の原因

脳梗塞が起きる原因は、大雑把に言うと、以下の2つだ。

1)血管が狭くなること
2)血管の中の障害物が血流を妨げること

まず、1)血管が狭くなること、だが、たとえば、血管の内側に「汚れ」などが付着し堆積すると、血管が狭くなる。その結果、血流が滞ってしまう、というものだ。

コレステロールは人間の体に欠かせない脂質のひとつですが、増えすぎると血管壁に蓄積し、動脈硬化の原因となります。
出典:脂質異常症(高脂血症)と動脈硬化 − コレステロールに要注意

悪玉コレステロールなどが、血管の内側に堆積しやすい。

2)血管の中の障害物が血流を妨げること、だが、たとえば、脳以外の部位で「血栓」ができることがある。それが血液の流れを介して脳に到達し、そこで血管を詰まらせる、ということだ。

脳梗塞の症状

34歳で脳梗塞に罹患した大橋未渉アナの場合は、就寝前に顔を洗っているとき、 左手の感覚に異常が生じ、倒れ込んでしまったそうだ。もしひとりであれば、救急車を呼べなかったかもしれない、と振り返っている。※その場に家族がいたため、迅速に病院に運ばれた。

ある朝、目覚めますと右の手足に違和感を覚えました。何かに押さえつけられているような、引っ張られているような感覚です。しかし、意識ははっきりしていましたので、そのまま起きて顔を洗い、食事をしたのですが、箸を持つ右手に力が入りません
出典:NO!梗塞.net-脳梗塞ネット|脳梗塞の前兆から対策、診断、症状、治療など

意識はあるし普通に歩けるが、体の片側におかしな違和感がある、という場合もあるようだ。※体の片側だけに症状がみられる、という特徴がある(脳卒中全般)。

 

高血圧と脳梗塞

高血圧と脳梗塞は関係があるのか?

高血圧と脳梗塞は関係がある、とされる。

脳梗塞にはいろいろなタイプがあるのですが、現在でも高血圧が原因で起こるタイプの脳梗塞が一番多いという事実があります

出典:脳梗塞の予防法とは?

高血圧が原因で脳梗塞を発症する場合は、 

高血圧 ⇒ 動脈硬化(高い圧力に抗するため) ⇒ 血管が狭くなる ⇒ 脳の血管が詰まる ⇒ 脳梗塞の発症、というメカニズムだと思う。

脳梗塞の原因で述べた、1)血管が狭くなること、に当てはまるわけだ。

※上では、悪玉コレステロールにより、血管が狭くなる、という説明をしたが、高血圧が原因で血管が狭くなることもある。また、悪玉コレステロールが原因で、高血圧になる…ということもあるだろう(話が非常にややこしい)。

留意すべき点もある

ただし、高血圧の人が、気を付けておかなければいけないことが、以下の点だ。

降圧剤を服用していると、脳梗塞の原因で述べた、2)血管の中の障害物が血流を妨げること、に引っかかる可能性があるのだ。血圧の低さが脳梗塞を誘発することがある。つまり、高血圧を放置しておいても、降圧剤を飲んでも、脳梗塞を発症するリスクはある、ということになる。

よくわからない

わたし自身、このあたりがどうもモヤモヤしている。

降圧剤を飲めば、本当に脳梗塞のリスクを下げることができるのだろうか?

降圧剤を飲めば、 1)血管が狭くなること、はある程度防ぐことができるだろう。しかし、2)血管の中の障害物が血流を妨げること、を引き起こす可能性がある。

降圧剤でどの程度、(本当の意味で)脳梗塞の罹患リスクを下げることができるのか、逆に(血圧を下げることで)どの程度リスクが増えるのか、プラスマイナスがよくわからないのだ。

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降圧剤が脳梗塞を引き起こすリスクは…

この記事を書いたあと、降圧剤が脳梗塞を引き起こすリスクについて医師に直接聞いてみた。

その医師は、降圧剤が脳梗塞を引き起こすケースは、限定的なケースだとおっしゃっていた。そしてわたしの場合は、降圧剤を飲んだ方がいい…という口調だった。

なので、このリスクについては、過度に意識しない方がいいのかもしれない。ケースによるので、(このリスクについては)自分の医師に確認した方がいいだろう。

 

脳梗塞 - サマリー

まとめ

今回は、脳梗塞について書いてみた。

このシリーズでは、脳梗塞脳出血くも膜下出血の違いについて書いている。

脳梗塞のイメージは、(一般人レベルでは)

脳の血管が詰まる ⇒ 血液の流れが滞る ⇒ 脳に酸素や栄養が運ばれなくなる ⇒ 脳がダメージを受ける、ということでいいと思う。

脳梗塞の主な原因は、1)血管が狭くなること、2)血管の中の障害物が血流を妨げること、の2つだ。

高血圧と脳梗塞は関係がある、とされる。高血圧 ⇒ 動脈硬化(高い圧力に抗するため) ⇒ 血管が狭くなる ⇒ 脳の血管が詰まる ⇒ 脳梗塞の発症、というメカニズムだろう。

↓ こちらの記事に続きます。

今回の記事:「脳梗塞脳出血くも膜下出血の違い」